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book for Anton

 オランダの起業家、Antonさんとその家族、友人たちに贈る本のプロジェクトに参加しました。始まりは一通のメールから、アムステルダムに住む日本人のデザイナーの方からの連絡を受け、企画に賛同し引き受ることを決めました。世界中を旅することが好きな彼に、これまでに訪れた大好きな土地の作家たちと協力してひとつの本を完成させる。日本の紙を用いて製本をし、スペインのカリグラファーがテキストを書き、オランダで箱を作りすべてを納める、彼と同じように本も旅をして彼の手に渡ります。

 わたしの役目は紙を選ぶところから。わたしの製本ですべてが決まること、これまでにないくらいの緊張で40冊近くを仕上げました。本文の紙は同じですが、表紙の紙はすべて違う紙で覆っています。それぞれ渡す相手に合わせた写真とテキストが載ることは聞いていましたが、こんなにすてきな仕上がりになるなんて!参加したすべての作家、デザイナーたちのすばらしい仕事に感動していますとの言葉をいただいて、関わったすべての人々に感謝の気持ちでいっぱいです。



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Photo: Patrick Keeler
© Joost Bos / GOOD Inc. production

Text & Editing: Joost Bos Concept, 
coordination & art direction: GOODInc.Amsterdam (Luis Mendo) 
Graphic design & layout: Hiyoko Imai 
Book binding: Akie Tsuzuki 
Portrait photography: Allard de Witte 
Proofreading: Jolien voor taal 
Video editing: Haim Samuels 
Camera work: Haim Samuels, Luis Mendo 
Music: Lullatone 
BoxGeert Grooten
Callygraphy: Oriol Miró 
Assistant callygrapher: Iván Castro Production 
Photography: Patrick Keeler 
Printing: Zwaan Printmedia 
Print production: Wanda Scheffer



九月二十七日 月曜日(そろそろ名刺ができますよ)
| works | - | 20:36 |
ein Zeitplanbuch

 手帳のシーズンもそろそろ終わりに近づいています。先週お送りしたのは、毎年頼んでいただいている生徒さんのもの。手帳はオーダーいただく方、それぞれで大きさもレイアウトも紙も異なり、毎回ひとつのみの制作です。Hさんは彼女らしい注文もあって毎回オーダーをとてもたのしみにしている一冊です。遅くなってしまったけれど今年も無事納品、先日メールでうれしい感想をいただきました。いつもありがとうございます。



techo_hoshi 

 120mmx175mm, 
 days in German,
 starting from april 2011 to may 2012,
 monthly calendar on facing pages,
 dotted line in the middle of one day square,
 title and text on the first page of every month

 *

 inkjet printed, lettering, and stamps 
 on selected papes and bound by hand
 may, 2011 


いただいた紙と、それに合わせてわたしが選んだ紙に、
カレンダーはプリンタで印刷、月の数字はレタリング、
英語の表記はスタンプを押しています。
レイアウトはHさんの手描きのデザインをわたしが
データにしました。この形で二冊目です。



 手帳制作は来年で10年目を迎えます。松浦さんに最初にオーダーいただいてからこれまでに100冊以上を制作しました。あたらしいことを始めるときには10年続けること、これも松浦さんのお話を聞いてから決めたこと。先日の皆川さんとのトークでもじんわりとこころに響く言葉をたくさん聞くことができました。

 ワークショップももちろん続けていきます。今年は名古屋と東京で定期的に教えて行けたらと考えています。6月は11日、12日でIID世田谷ものづくり学校で教えます。グラシン紙を使ったファイルづくりです。どうぞよろしくお願いいたします。


glassine file



 ananas pressからお知らせです。今週末の28、29日に開催される「活版アートのチカラ展」にヒロイヨミ山元さんのブースでananas pressの本も展示販売します。たくさんのひとに、活版の持つチカラ、ものづくりの素晴らしさを伝えられますように、わたしたちも願っています。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。




五月二十四日 火曜日(ワークショップをイタリアで、クララに会いにデンマークへ行ってきます)








| works | - | 21:28 |
「風知草」と「草雲雀」

box_matsui


昨年12月に制作した箱。
写真家、松井洋子さんの写真集
「風知草」と「草雲雀」のための箱
松井さんの思い出の場所である島根と、
旅をしたアイルランドの風景。
波に引き寄せられるように訪れたそれぞれの
場所の風景に松井さんの思いが重なります。
そんなイメージでつくりました。


box_matsui2


展覧会は終わってしまいましたが、期間中たくさんの来場者の方々にご覧いただけたようです。ありがとうございました。



 来週土曜日22日のIIDものづくり学校でのワークショップ、まだ空きがあるようです。今回はこよりを用いた製本と、糸綴じのパンフレット製本の冊子を2種類つくります。いろんな紙を用意して行きますのでみなさまどうぞおたのしみに。




一月十四日 金曜日(お隣の佐藤さんにコーヒーをいただきました。作品とストーブに囲まれて一緒に飲みました。とてもよい空間です。)
| works | - | 12:37 |
IDEA No.343

IDEA



恵比寿のantiques tamiserさんの「糸の宝石」
黒の表紙でレースと一緒に入った箱入りの特装本と、
白い方は本屋さんで売られている通常版。
蚤の市で見つけた段ボールの箱に詰め込まれた箱が
またこうして山口さんのコレクションとなって
白い箱に納まりました。


  発売中のIDEA No.343に先日の展覧会で展示した箱の作品を載せていただいています。山口さんのこれまでのデザインの仕事が紹介された特集号、本を作ること、折形を教え伝えること、古いものを集めること、バラバラなようですべて根っこでは繋がっているという山口さんの活動の原点もインタビューで読むことができます。わたしは「十冊の本と箱」をつくる上で、それぞれの本ができるまでの物語を毎回伺いました。本の著者や作家たちと山口さんとの出会いの物語に思いを馳せ、いただいた欠片たちのことを考えながら形をつくっていきました。展覧会が決まるまでは個人的なオーダーだったこともあり、時間的な締め切りもなかったのでじっくりとひとつの箱に向き合うことのできた作品となりました。やまほんさんでの展覧会では本に載っているもの+1を展示したのですが、それがp.42のプロフィールの写真に使われています。中村好文さんの二冊の本のための箱です。わたしは作品がこんな風に紹介いただいていることも知らなくて本が届いてから知ったのでいまふむふむふむと読ませていただいています。デザインは白井さん、朗文堂でお世話になった卒業生としてこういう形で作品を見てもらえることになるなんてー。+1を含め、じっくり読んでもらいたい一冊です。


 ananas press からお知らせです。こちらもBNN新社から発売中の「girls ZINE- 女子のため
ジン案内」にカラフルと山元さんのヒロイヨミを紹介いただいています。こちらのデザインはxenonの岩波さん、はじめての個展に来てくださったことが縁で知り合いました。なかなか会うことはできないけれどこうやってまた縁ができること、うれしいです。
 夏のbook fairで発表した新作の'scribble'、京都の恵文社一乗寺店で発売中です。こちらもどうぞよろしくお願いします。



十月九日 土曜日(たっちゅんとまっくんがきておそばとやき肉食べるだよ)

| works | - | 15:32 |
本のしごと・トーク

「第26回 本のしごと・トーク 製本家のしごと/都筑晶絵」

●日時
2010年6月26日(土)
18時〜20時 /トーク 20時〜21時/懇親会

●会場
国立本店
東京都国立市中1-7-62
042-575-9428

●定員  10名 申し込み先着順

●参加費 2000円(当日支払い) 簡単な食べ物と飲み物も用意しています。

●主催・企画・運営  本のしごと研究室 http://honten.chub.jp


「本のしごと研究室」は、編集、執筆、エディトリアルデザイン、本を読む、印刷、製本、出版、活版、写真、文字、イラスト、雑誌、フリーペーパー、絵本、地図、図書館、本屋、本のまち、などなどをテーマに、興味の向くままに、本にまつわる様々な仕事について、様々な立場の人と話し合い、考える場です。

現在のメンバーは、萩原修、芳賀八恵、川島睦美、神田沙耶香、原田光丞、三森奈緒子、古橋英枝、和久倫也、佐藤界、西本良太、サダヒロカズノリ、大村佳子、後藤知佳、宮国小貴子、藤井慶子、桜井直子、澤田舞、葉田いづみ、丸山晶崇、高橋春輝、伏木田雅子の21名です。



●申し込み方法

1、「第26回 本のしごと・トーク 製本家のしごと/都筑晶絵」

2、参加者氏名

3、携帯電話番号

4、メールアドレス

5、仕事内容     


を明記して、 国立本店「本のしごと研究室」までメールでお申し込みください。

honnoshigoto@chub.jp



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 国立本店は、「国立デザインセンター」が主催運営する「BOOK & CAFE」、「中央線デザイン倶楽部」のひとつの活動拠点であると同時にデザインに興味のあるすべての人と街に開かれた場所であり、様々な企画をされています。スイスに行く前、本とひとを結ぶ彼らの活動に興味を持ち何人かの方とお話しさせていただく機会がありました。あれから数年が経って、また紙や本を通じてメンバーの方と会う機会があり今回の企画のお誘いをいただきました。製本教室でも普段の仕事の話しをしていますが、ほとんどが個人的なオーダーなので一部しか作らないものもあり見せられないこともあります。今回はこれまでにいくつかオーダーを受けて制作した作品の一部をお見せしながら、あまり知られていない製本家の仕事についてお話しさせていただきます。よかったらいらしてください。



六月十日 木曜日(2年前の作品をみて間違ってなかったって確信できたよ)



| works | - | 14:03 |
包むこと

 製本家の仕事について日々考えます。教室でも、初めて会うお客さんもたいていは製本家の仕事を見るのははじめて、説明はもうこなれてきたものの自分のなかにもまだ定まっていないことがあるのも確かなこと、数百年前にはあたりまえに存在していた職業ではあるけれど、どうしてそんなに時間と手間をかけて一冊の本に仕立て上げることがいま必要なのか、クリックひとつで本が買えるようになったいまだから考えるのかな。


 進物を和紙で折り包む礼法の折形は室町時代の武家の礼法として確立されたもの、600年以上前の礼法が簡易化されてはいるものの、現在にも伝わり習慣として残っていることはすばらしいこと。紙幣を和紙で包み贈ること、贈るものを介して相手への敬意を込めてものを包む、それが決して飾りなのではなく包むものによって形が変わり規則に従って折ることがデザインであると「新・包結図説」に書かれている。ヨーロッパで製本を学んで日本に戻ってきたけれど、日本語で書かれた本を西洋の技術で製本することに疑問を抱いていたわたしに改めて製本することの意味を考えさせてくれました。



origatabook_1 origatabook_3




紙幣包みにも格の違いによって
何種類も折り方がある
習った折り方の数は数十種類、
何度も取り出して見返せるように
フレームに挟み込んでいます



 なかなか自分のものをつくるのには手を付けるまでにも時間がかかります。折形の教室に通っていたのは去年の春から夏にかけて、通っているときから作り始めてはいたけれどなかなか完成せずにいました。えいやっと最後の仕上げをしたのは先週末、時間をかけたわりには綴じ糸の位置がガタガタ…やり始めたらすぐ作業しなければダメですね。今回は和綴じである列帖装で綴じ糸が背に見える製本です。あとは箱をつくって完成です。



 竹尾の PAPER SHOW 2010 が始まりました。紙に触れて感じられる展覧会です。わたしも通った折形デザイン研究所のワークショップもあるようです(予約は終わっています)。



四月十五日 木曜日(どしてかな 三度目にして また迷子)

| works | - | 14:07 |
wedding works

mini_cakes


おめでとう おめでとう
たくさんの 友に 囲まれて
ふたりの 幸せを わたしも
すこし わけてもらいました


 
 お祝いのための仕事が続いています。作家さんのための作品集や、展覧会のための芳名帳、言葉や写真をまとめるための製本、記念日のアルバム制作、本を納めるための箱づくり、まだまだ自分がどれだけのことができるのか手探りしている最中だけれど、少数部でもよいものをとの依頼があるのはとてもうれしいことです。打ち合わせを何度も重ねて、つくるものの内容からデザイン、紙選び、印刷方法、そして最終的な本の形を考えます。いわゆるアルバムの製本というとハードカバーで台紙があってというものが多いのですが、いまはデジカメでの撮影が大半なので写真と言葉を一緒に印刷をして、ハードカバーでなくても糸綴じのソフトカバーの製本なども提案しています。ページの印刷はレーザーの印刷でも表紙は版をつくって活版で、表表紙と裏表紙の色を変えてもよいかもしれない、表紙が柔らかいならケースをつくってもよいね、そしたらケースにもおなじ版でタイトルを印刷してもよいかも!一緒に話をすればするほどアイデアも膨らみます。製本については、予算や納期、部数によってはできないこともあるけれど、よりよいものになるためのお手伝いができればと考えています。



menucard


披露宴のためのカード
縦長でシックなデザインには
紅白のこよりの製本で
かわいらしく華やかに


note_tatsuya


パーティにはたくさんの
友人と仲間たち
ふたりへのメッセージは
こちらのノートへ
もちろんわたしも書きました



 デザインするということ、アート作品をつくること、たったひとりのためのものでも、誰もが目にする仕事でも、結局はひとがひとのためにつくるということ。制約があるなかでも自分らしさを失わずに続けていけたなら。





四月五日 月曜日(アナちゃん、おかえりー)

| works | - | 02:41 |
daily life

 桜の便りがちらほら聴こえてきたと思ったらまた北風ぴゅーぴゅー舞い戻ってきて、震えながらもじっと耐える枝先の小さなふくらみたち、はらりと落ちてきた一枚の花びらが、しとしと雨のなかちぢこまってうつむきながら歩いていたわたしに上を向いて!と言ってくれているよう。こんもりと梢が隠れるほどに花開く姿も美しいけれど、日に日に少しずつ膨らみを増すつぼみたちが春の訪れをいっそうたのしみにさせてくれています。


 学生の頃に毎日のように訪れていた街、いつも待ち合わせてたアイスクリーム屋さんのベンチはあの頃のまま、少し歩けばぽつりぽつり小さいけれどよいお店が立ち並ぶ通り、そこから少し奥まったところにある gallery feve での辻和美さんの展覧会を見てきました。色とりどりのガラス、日にかざすと微妙に変化するガラスの色がきれい。天窓の下に置かれた薄いグレーの大きめサイズのピッチャーは薄曇りの空から届く淡い光の中にも堂々と佇んでいて見とれてしまう美しさ。場所は変わって、OUTBOUNDでは透明なガラスのみ、茶のセット、ふたもの、ぎざぎざに縁取りされたお皿、そして小さな電球の明かりを柔らかく包み込むランプシェード、厚みや色や歪みから生まれる「いろ」と「かたち」の妙をふたつの異なる空間で感じられた展覧会でした。



dailylife


展覧会のためのポスターを蓋に貼りました。
本の表紙の写真ではなく、ひびの入った
グラスにマスキングが貼られたやわらかく
淡い色合いの写真が印象的です。
撮影は小泉佳春さん、切り取ったらますます
ガラスじゃないみたいです。



 辻さんの作品集 ' Daily Life ' の本は山口信博さんのデザインです。山口さんがこれまでにデザインされた本とそのときどきに描いたラフや本に登場する作品、展覧会用にデザインしたポスターやDMなどをまとめた本をつくる仕事をしています。本のための本、正確には箱をつくっているのだけれど。製本家は本を製本し、それを納める箱もつくります。より長くよい状態を保つため、修復の施しようのない本はそのままの状態を保つためにも箱に納めます。スイスで制作した箱を見てオーダーをいただいた二年前から制作しているもので、もちろんそれぞれひとつずつ、うーんうーんと考えて形や外側に貼る紙を選びます。十個集まったら展覧会をという目標で、今年の秋に展覧会をすることになりました。ただいま十個目を制作中、展覧会のためにそれぞれひとつひとつの本に込めた想いを記した本も制作予定です。どうぞおたのしみに。

 OUTBOUNDの姉妹店、井の頭線の高架を越えたすぐにある Roundabout にひさびさの納品もしています。カードフォルダーとオーダーでつくる手帳とおなじ製本の小さなノートです。ここで作品を見て教室に来てくれた生徒さんもいて、うれしい出会いもありました。引き続き千駄ヶ谷の PAPIER LABO. でもノートを置いています。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。


 発売中の「デザインの現場」に製本教室のことを載せていただいています。小さな記事なのですが教室の内容としては小泉さんのタイポのことが主に書かれているのでちょっとわかりづらいかもしれません。製本ベーシッククラスは毎週土曜のお昼と月曜夜のクラスがあります。製本クラスは学生さんからどなたでも参加できますよー。4月からのクラスも引き続き募集中ですのでどうぞお問い合わせください。



三月二十八日 日曜日(ベーグルを買って食べてたらまたベーグルもらっちった)
 

| works | - | 16:55 |
starting february

agenda_2010_2 agenda_2010




今年もあと10ヶ月と20日くらい。
手帳はまた2冊つくりました。
縦長の小さいのと、横長の大きめの。
まだまだまっ白なとこがいっぱい。



 二月がはじまってからなんだか慌ただしい。あたらしい方との出会いがたくさんあって、久しぶりに会えた友人もいて、そんな日は帰り道でも帰ってからもその日あったことをたくさん考える。話したこと、もっと話したかったこと、伝え忘れたこと、またこんど聞かなきゃなこと、そして自分はだいじょぶかなってこと。とりあえず前髪がある方がよいみたいなのでこのままで。後ろはちょっと伸ばそうかな。



3notebooks



左から、メガネさん、オペラさん、ワインさん。
オーダーいただいたノートは3人の方のための
プレゼント。よろこんでもらえるといいな。



 二月後半からの製本クラスはまだ余裕があります。なにかわからないことがあれば聞いてください。どうぞよろしくお願いします。



二月十日 水曜日(ことばで伝えるのはやっぱりむずかしい)


| works | - | 23:30 |
風に誘われ

 台風が通り過ぎたと思ったらめきめき秋めいてきて、風がひんやりちょっと寒いくらいです。満開の金木犀の匂いに誘われるままどこか遠くへ出かけたくなるけれどまだまだできそうにありません。9月からのクラスも今日で終わり、最後の授業はいつも生徒さんのアイデア満載でたのしくて時間もあっという間に過ぎてしまっていつもさみしい気持ちになります。でもまたアドヴァンスクラスや展覧会などで会えるからと笑顔でさよなら、来週からはまたあらたな生徒さんを迎えます。申し込みくださったみなさま、お会いできるのをたのしみにしています。


 9月に京都の恵文社で ananas press でパートナーの山元さんがヒロイヨミのフェアがあり、これまでのヒロイヨミで余った紙を使ってノートをつくりました。ヒロイヨミ社とのはじめてのコラボ作品、春と雪と虫と島のノートです。今月から web shop で購入できるようですのでどうぞよろしくお願いいたします。
 11月にはアナナプレスとしてグループ展に参加します。場所は西荻窪のみずのそらというギャラリーです。水と空の俳句と詩の本をつくっています。詳細はまたお知らせします。どうぞおたのしみに。




cafe_innsbruck


Astrid に連れていってもらったお気に入りのカフェ。
シャンデリアの下で、優雅にゆったりそれぞれの時間を
過ごします。みなとてもあたたかな人柄なのは、
有意義な時間の使い方を知っているからなのかな。


 先週はオーストリアから Astrid のお友達が日本に来ているというのでトーキョー案内をしました。お蕎麦を食べてお茶をして時間が経つのはあっという間、話はつきません。初めて会うのにそんな感じもせず、日本でのこと、オーストリアのこと、本の話、映画の話、最近あった出来事、うんうん、そうそう、わたしはこう思うのよ、あなたは? どんなに近くにいても、どれだけたくさんの時間を過ごしても埋められないこともこんなに短い時間で分かり合える。いつもこんな風に話せたらと願うけれどいろいろなことが邪魔します。相手を受け入れること、いまのわたしに大きく足りないことのひとつです。



十月十一日 日曜日(めきめき忙しくなるのー)

| works | - | 03:28 |

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