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 旅行から戻って一週間以上が過ぎてしまいました。時差ぼけのおかげで、夜中に目覚めることはありませんがいつもよりずっと早起きできるのでこれはこのまま治らなければよいなと思いつつ、凸凹フェスタの準備やら手帳やら箱やらを制作中です。


 Hedi に会いに行くと決めたのは、5月からのあたらしいクラスのためのサンプルづくりをしている過程で納得できないところがいくつかあって、これは誰かに聞かなくてはと思い立ったからです。フィラデルフィアの中心にほど近い閑静な住宅街に、ため息がでるほどの美しい本たちに囲まれて暮らす Hedi と Juergen、壁にかかる古い道具や使い方の知れない小物は世界中のマーケットなどで見つけたものらしく、その地の思い出を丁寧に説明してくれる Juergen は無邪気にはしゃぐ子どものようでふたりの人柄がそのまま家中に溢れています。二日目には Hedi がクラスを持つ The University of the Arts in Philadelphia に行き、生徒たちと一緒にワークショップもしました。わたしの拙い説明にも一生懸命耳を傾けてくれてとてもたのしいひとときでした。Hedi が受け持つのは日本だと大学院にあたるクラスで、book art が専門に学べるクラスがあるのはとても羨ましいことだと思います。翌日は Hedi が修復家として働いていた図書館のアーカイブへ。アメリカが植民地から独立してひとつの国家として生まれ変わり、ワシントンDC に移る以前はフィラデルフィアが国の首都を成していました。そのため街には歴史的な建物が多く、図書館の蔵書には植民地時代のものもあり、特別に修復中の本も見せてもらうことができました。14-15世紀の本を実際に見るのは初めてで本そのものが物語る歴史の重みを感じることができとても貴重な経験になりました。







 Hedi たちとはまたすぐ会えるよねと大きく温かなハグでお別れして、最後は叔母の住むワシントンDCへ。ちょうど Robert Frank の写真展が開かれていてこの展覧会を観ることも旅の目的のひとつでした。スイスで生まれ、30歳でニューヨークに移住し、1955年から全米中を旅しアメリカの断片を収めた写真集 ' The Americans '、その刊行から50周年を迎えた今回の展覧会。一月に新大統領が誕生し、二百万人もの人々が全米各地から集まり、演説に聴き入った議事堂にほど近い National Gallery of Art の西棟で開催されていました。行きの機内で ' the secret life of bees ' をちょうど観た後ということもあって、つい40-50年前に白人と黒人が一緒に映画に行くだけで黒人が暴行を受けるような時代があったという事実を知り、そしてそれから50年が過ぎアフリカ系大統領が誕生、ニュース映像で観たあの場所を歩くだけで胸が高鳴ります。就任式の朝、ものすごい人ごみの中で会社に向かったという叔母は歴史的な瞬間を見ようと集まった人々がみな笑顔でほんとうに嬉しそうな顔をしていたのが印象的だったと話してくれました。ニュースの映像や活字からだけでは知ることのできないアメリカの姿を、数百年前の本やひとりの写真家の目を通して知ることのできた旅でした。


 さて、来週からは活版凸凹フェスタ2009が始まります。

 2009年 5 月 2 日(土)- 11 日(月) 13:00 - 18:00(最終日は 17:00 まで)
 【会場】CCAAアートプラザ/ランプ坂ギャラリー
 東京都新宿区四谷 4-20 四谷ひろば(旧四谷第四小学校)A館
 http://www009.upp.so-net.ne.jp/ccaa/
 東京メトロ丸の内線 四谷三丁目駅徒歩 7 分


 わたしは 2、3、5、8、11日に14時頃から会場にいる予定です。今回は ananas press + anna として参加しますのでヒロイヨミ社山元さんと友人 annaちゃんもいます。それぞれの作品も展示予定ですのでよかったら見にきてください。お会いできるのをたのしみにしています。



四月二十四日 金曜日(おーじのおみやげたくさんだぞよ)
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