2012.02.22 Wednesday
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2008.04.30 Wednesday
お知らせ 急なのですが、5月10日からの製本教室Cコースにひとつキャンセルが出ました。ですので、もしご希望の方がいらっしゃいましたら募集したいと思います。
講座C 1.授業(5/10) 2.授業(5/17) 3.授業(5/24) 4.授業(5/31) 5.授業*(6/1) 最終日は希望者のみで、それまでに教えた技術から選んでいただきお好きな本をつくっていただきます。授業内容はこれまでと同様です。 受講ご希望でしたらば、メールにてお知らせ下さい。 願書請求/お問い合わせ hitsh@htypo.net 四月三十日 火曜日(あたたふたた) 2008.04.23 Wednesday
凸凹 5月2日から12日まで「活版凸凹フェスタ2008」が四谷のCCAAアートプラザというところで催されます。活版印刷での作品づくりをされている作家さんの展示があったり、ワークショップで印刷の体験もできます。
製本も活版関連技術とのことでわたしも参加させてもらうことになりました。名刺の印刷体験もできるみたいです。そうなると名刺入れが必要になりますね。カードフォルダーの新作つくってます。友人のヒロイヨミ社山元さんと一緒の作品もあったり、ノートも展示販売予定です。よかったら来てください。 四月二十三日 水曜日(あたふた)
| exhibition | - | 16:09 |
2008.04.16 Wednesday
花布 授業を始めてからこれまであたりまえのように思っていた本についての知識を改めて考えることが多くなりました。技術的なこともだけれど、名前の由来であったり、道具のことであったり。ときには思わぬ質問もあったりして、毎回授業の後は調べることがたくさん。毎日が勉強の日々です。
本の背の上下両端にちらりと見える布があります。これは「花布」や 「headband」と呼ばれ、本を綴じた部分の補強と装飾のために付けられたもの。フランスでルリユールを学んでいたときは昔の方法で2つの細い紙の芯に2色の糸を交互に巻きつけ、途中で折丁に縫い込む方法を習いました。12世紀、13世紀頃の本では芯に革が用いられ、それを直接表紙に通して表紙と中身をつなぐ役割も果たしていました。 いまでは布や革を折りたたみ、間に芯をいれたものを背に貼りつけ、背の幅に合わせた大きさのものが使われ背に直接貼るようになりました。背は寒冷紗で糊付されしっかりしているので装飾的な役割が大きいのかなと思っていたけれど、調べてみたら本を本棚から出すときに背の上部を指で引っ掛けて取り出すときにこの花布が背が壊れないように守る役割も果たしているとのことです。 ( ’ A Dictionary of Descriptive Terminology ’ より ) クラスでは思わぬところから話が脱線してしまうこともしばしばです。生徒さんとの話に花が咲いてしまい帰ってひとり反省しました。手もしっかり動かさなくてはです。 はじめての生徒たちからの思わぬプレゼント。 教えたことをちゃんと自分のものにしていて、 添えられたメッセージにも涙。merci beaucoup! 四月十六日 水曜日(急だけどうれしいオーダー、日曜までに仕上げなくちゃ) 2008.04.08 Tuesday
伝えたいことがあるのに なかなか伝えられません。
花束に添えるためのカードをつくってほしいとのオーダーをもらったのは、代々木上原にあるお花屋さん、MUGIHANA のふたりから。彼らとはまだ移動花屋さんをしていたとき上原の駅前で初めて会ってからのお付き合いです。 彼らの手から紡ぎだされる花の束は、もらうとちょっと恥ずかしかったこれまでの花束のイメージはどこへやら、いつもいつまでも側に置いておきたい、特別な日でなくても大切なひとにあげたくなるそんな花束をつくってくれます。送り主からのメッセージを届けるためのちいさな二つ折りのカードを花束に添えたいと、その制作をわたしに依頼してくれました。いろんな場面にも対応できるように、6色のカードに、オリーブの枝、鳥のハンコは麻ちゃんのものを、わたしのはロンドンのマーケットで買った魚とペンギンとしまうまのハンコを使ってつくることにしました。 お花屋さんが一年で最も忙しい5月の母の日と、春の花束に似合うように色合わせを考えながら制作しています。ふたりのつくる花束をイメージして、添えられる送り主からのメッセージを考えながら。 四月八日 火曜日(ご近所さんができたけどいけない連絡先聞くの忘れちった) 2008.04.04 Friday
思い出のラムステーキ ノートや手帳によく使わせていただいている竹尾の羊毛紙という紙があります。先日、用事があって来店したときに羊毛紙を注文されている方がいたのですが、どうやら見本とは色が違う様子。お店の方が「この紙にはひつじの毛が入っているのですが今回のはちょっと黒い毛が多くて…」と天然のものであるからこういったことが起こるのだとのことを説明しているの聞いて納得。いくら機械で量産されていても、元の素材は植物であり動物なのです。
アメリカに暮らす叔母とニューヨーク州の北、Albanyの近くにある Old Chatham という小さな街を訪れたことがあります。ここにある Old Chatham Sheepherding Company では広大な敷地にたくさんのひつじが飼育されていて、新鮮なひつじのミルクからチーズやヨーグルトなどを製造しています。目印は緑に黒いひつじの絵のパッケージ、ここで購入することはもちろん、オーガニック系のスーパーなどでも買うことができます。牛に比べて味が濃厚で苦手な方も多いのですが(わたしもそのひとり)こんなにたくさんのひつじたちと触れ合うことのできる機会なんてそうはありません。叔母とふたりで日が暮れるまでひつじ小屋巡りをしていました。 近くには自宅を開放してホテルにしているすてきなお宅があり、わたしたちはその二階に泊まりました。宿泊しているのはわたしたちと家族連れの二組だけ、一階のダイニングルームで一緒に食事をします。その晩のディナーのメインは lamb steak、数時間前に一緒に戯れたあの子ひつじがお皿に・・・新鮮なだけあって味はすばらしくおいしかったのですが、ちょびっと複雑な気持ちでいただきました。 スイスのアパートの近くにもやぎとひつじがいました。 去年のこの時期に生まれた赤ちゃんやぎとひつじの親子、 親ひつじの毛は焦げ茶色、子ひつじはまっくろくろ。 わたしのあげたパンに食い付くのはやぎばかり。 春の訪れとともにあのひつじたちも出産ラッシュを迎えていることでしょう。わたしも気持ちをあらたに明日からまたあたらしい生徒を迎えたいと思います。どうぞよろしくです。 四月四日 金曜日(羊じゃなくてひつじのがかわいいわたしは未年) |
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