2012.02.22 Wednesday
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2008.07.24 Thursday
また名刺入れ 会うひと会うひとがまっくろに日焼けしていたり、花火に行った話を聞いたり、それだけでわたしも夏を満喫しているような錯覚に陥りますが、ここ数週間はほとんどうちで箱をつくったりはこをつくったりハコをつくったり(たまに本も)していて手帳に書き込む予定がありません。
治まってきたと思ったらまだごほごほ咳が出ます。でも風邪のせいでないことがやっとわかりました。箱をつくるときのとても大事な作業であり、気づくと口の中までざらつくサンドペーパーでの作業、このときに舞うボール紙の粉(?)のせいでした。友人水谷さんが FRP での作品づくりで肺に粉がたまってしまって危険だわよとの話を聞いて、そういえば箱づくりのちょい悪 Cor 先生も肺に問題がとか言ってたっけといまごろ思い出しました。いけないマスクを買わなくちゃ。けれどこれをするとしないとでは仕上がりにも大きな影響が出てきます。糊でくっつけた接着面を滑らかにするだけでなく、削った粉が小さな隙間にも入り込んで穴も塞ぐことができるのです。いきおいあまって角がまるくなってしまったりして、そしたらまたまっすぐにして、気づくとどんどんちいさくなっていたりして。せっかくですがやり直しです。そんなことの繰り返しです。 なかなかよい感じにできた名刺box。 試しに何個もつくっています。 使ってもらいますですよ。 夕方、日が陰って涼しくなってくるとアイスクリームを食べに出かけたりしています。そういえば、去年もこんな感じで過ごしていたことを思い出しました。あっ、毎年こんな感じかもしれません。おやつの前にふらと寄ったすきなお店で作品のアイデアにしてくださいなとおみやげいただいたので早速なにかつくってみます。本をつくって、箱をつくって、そこからひとと繋がって、またあたらしい作品が生まれる。うれしいことです。明日もまたがんばります。 七月二十四日 木曜日(あと一週間だ) 2008.07.17 Thursday
juillet 9月からの製本教室への募集を始めています。申し込んでいただいたみなさま、ありがとうございます。応募の用紙は小泉さんからわたしにもコピーをいただいていて、どうしてこの教室を知ったのか、製本について考えること、教室への希望など、手紙をいただいたようでうれしく読んでいます。わたしもみなさんに会えるのをたのしみにしています。まだ迷われている方々には朗報です。9月、10月の最初のAとBのコースは定員に達しましたが、まだその他のコースには空きがあるようです。なにか質問などありましたら遠慮なくどうぞです。
気がつけばもう7月も半ばです。毎年誕生月はあまりよい思い出がないのでおとなしくしていようと思っていたら、思わぬプレゼントを続けてもらってしまいました。作業場のいちばん目につくところに置いて眺めていますよ。ありがとう。でもまだあと二週間あるから油断してはいけませんね。 去年の今ごろは夏休みでパリにいる友人のところに遊びに行きました。14 日は独立記念日の花火を見ようとセーヌについたとたん最後の一発があがってちらりとも見ることができず、のんびりカレーなんて食べてる場合じゃなかったとふてくされて川岸に座り込んで持ってきたワインを回し飲みしながら(わたしはほんのひとくち)でもまあいいかと夜遅くまでたのしんだことを思い出しました。ヴァレリアげんきかなー。でもあのときはまさか一年後に先生をしているだなんて考えもしませんでした。多くの方々とのよい出会いに恵まれていまがあるのだと、そしてずっとずっと支えてくれているひとがいることを忘れないようにしなくては。 祭のあと。 川岸で寝転ぶひともたくさん。 頭は突っ込まないけれど。 おおおパリ。 なんだかわからないけれど長引く喉の痛みとはなずるずるは治りつつあります。数年分くらい病院に通って、念のためにとした検査でも大きな病気ではないことが判ってひと安心。今週末もはりきってまたあたらしい生徒さんたちをお迎えしたいと思います。どうぞよろしくお願いしますです。 七月十七日 木曜日(髪を切ろうか伸ばそうか) 2008.07.01 Tuesday
sans voix 声が出なくなってしまった。
起きてすぐには気づかず、昼前にラジオから流れる曲を口ずさもうとしたら口から空気だけが抜けるような、強く出そうとすればするほど息が詰まって咳き込んでしまう。これはたいへんだ、と一瞬は思うものの、今週前半は大事な打ち合わせもないし、電話で話すこともないだろうし、2、3日すればよくなるはずなのだからと自分に言いきかせる。 夕方、ふらと本屋に出かけて、吸いよせられるようにひとつの本を手に取り、家まで待ちきれず近くのハンバーガー屋さんに寄って、熱々ポテトをはふはふかじりながら読みはじめる。驚いたのは、主人公の女性もある突然のショックな出来事から声が出なくなってしまったこと(わたしは違うけど)。彼女はとりあえずと購入した単語帳に必要最低限の言葉を書き、出合う人々に見せながら会話を繋いでいきます。十年振りに実家に戻った彼女は母親と筆談で会話を続け、話せるはずの母親もなぜか紙に書く。本屋まで歩く道すがら、もし誰か知り合いに会ってしまったら紙に書いて説明しなくちゃなんて考えてたばかりだったから、物語なのか現実なのか、でもどんどん引き込まれています。 スイスで最後の授業でのクラスメートと。 彼女とはお互い通じる言葉がなかったけれど、 作品を見せ合ったり、道具を貸してもらったり、 とてもよい時間を過ごした。 話すことでわかり合えることももちろんあるけれど、言葉などなくても大丈夫だってこと、スイスの学校で教えてもらった。みんな同じ製本家、よい本をつくるひととは言葉を交わさなくっても手を動かせばわかる。料理もおなじと思う。早く続きが読みたい。 きょうの一冊 : 小川 糸 「食堂かたつむり」 七月一日 火曜日(もう、7月!) |
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