2012.02.22 Wednesday
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2009.02.24 Tuesday
チェロの思い出 東京に来ていた兄に「きょうはピザだ」(前日はお蕎麦でした)と呼び出され、麻布十番まで。兄が到着するまで少し時間があったので、さる山さんに寄りました。一度お話しをしたことがあったのですがずいぶん前のこと、でも覚えていてくださって少しお話ししながらお茶をいただきました。古道具と作家さんの白磁の器や茶器が並べられ、ところどころに古い楽譜や楽器が置いてあり、凛とした静かな空気が心地よくて、それがお人柄なのか、部屋の空気感なのか、置いてあるものたちからなのかとピザを食べながらぼんやり考えました。
中学に入学してすぐ、最初の音楽の授業はチェロを弾くことから始まりました。初めて触れる弦楽器の、肩の高さほどもあるその大きな楽器は支えるだけで一苦労です。課題曲は「メリーさんの羊」、たった4音だけの曲ですが、まず弓を垂直に動かすことができなくてはじめはぎーこぎこ、なかなかきれいな音になりません。少しずつだけれど音が出るのがたのしく、きちんと弓が動くと体の芯にまで音の振動が伝わり、体全体で音を奏でているような気がしてきます。それからというもの、なんとなくオーケストラや音楽番組でもいちばんにチェリストが目に入るように。バイオリンのように主役になるような楽器でもないし、コントラバスのように存在感があるわけでもない、どこか愛着のあるその姿はその大きさからでしょうか。 飛行機に乗っていてチェロと隣り合わせたことがあります。持ち主はその隣に座る女性、「楽器のために席を買わなくてはいけないのよ。バイオリンなら膝に乗せられるのだけれど。あっ、でも子ども料金で半額ね。」彼女はニューヨークに暮らし、チェリストとしていろんなオーケストラに参加しながら演奏活動をしていました。そのときはヨーロッパでの演奏旅行を終えてパリから帰る途中、わたしはといえば、春休みを利用して叔母のところにいるときにちょうどパリに友人がいるとのことで一週間ほど遊びに行っていたのですが、飛行機の時間を間違え(ほんとは前日に帰る予定)、母には電話で怒鳴られ、叔母にはチケットを空港にまで買いに行かせ、かなりの迷惑をかけてびくびくしながら帰るところで同じ便に乗り合わせたのでした。そういえば、叔母も音大で博士課程にいるところですと話したらなんとふたりは同じ大学の同窓生、空港に着いて早速叔母に電話をし、家も数ブロックしか離れていないことがわかりアパートの下でふたりは数年振りの再会を果たし、そんな偶然もあってわたしへのお咎めも少し軽くなったのでした。 友人Sibylle のルームメイト、Sabina の部屋。 彼女がいないときにわたしはこの部屋を 使わせてもらいました。歌手を目指し、 レッスンに励んでいた彼女から昨年末 最初のアルバムが届きました。 小さな身体から出るパワフルな歌声、 CDデザインは Sibylle が手掛けています。 「おくりびと」がアカデミー外国語映画賞を取りました。映画はまだ観れていないけれど映像でもっくんがチェロを弾くシーンを何度か観て彼女のことを思い出しました。いまもまだどこかのオーケストラで演奏をしているのかな。叔母もそうですが、楽器を弾くひとは指が音楽家の指をしています。博士号を無事に取得した叔母はその後また大学に入り直し、司法試験を経ていまは弁護士として日々忙しく働き、ピアノはたまに弾くのだそう。いまは何も考えずたのしく弾けるからよいとのことです。 今週末からはまたあたらしいクラスが始まります。どんな方とまた出合えるのかな、いまだ初回は緊張してどきどきです。どうぞよろしくお願いします。 二月二十四日 火曜日(おとぼけ豆を届けなきゃ) 2009.02.19 Thursday
こんな本をつくります 先週で今年最初のクラスが終わるはずだったのですが、インフルエンザにかかってしまい初めてクラスをお休みしてしまいました。こんどの振替では元気になってお会いできますように。土曜クラスでは、みなさんそれぞれの作品をきちんと完成させていてよい作品ばかり、でもなんだか座ってばかりですみませんでした。アンケート、丁寧に書いていただいて、じっくり読みました。嬉しかったです。日曜日はアノニマスタジオにて山口さんとの箱の初お披露目があったのですがやはり行けず、友人ふたりが行ってくれました。ふたりともたのしんでくれたようで、わたしもどんなお話されたのか想像しながらぐっすり(ぐったり)寝ておりました。食料どっさり届いたのできのうまではどこにも出かけず、きょうは鍋でもしようかなとただいま昆布を浸し中。ということでもう食欲もすっかり回復です。ご迷惑をおかけしました。わたしはもうげんきです。
春からの教室の応募をいただいている皆さま、ありがとうございます。やはり、4月の最初のクラスが人気のようです。クラスは7月までありますのでご都合のよいときを選んでいただければと思います。教室でつくるものをちょこっと紹介します。 アコーディオンブック 短冊を差し込んだ蛇腹の本 こよりの冊子 パンフレット製本 リンプ製本 教室ではこんな本をつくります。これらはわたし自身が制作したもので、どれもシンプルな製本です。雑誌のページや、展覧会のパンフレットなども使って紙を折ることからスタートします。どうぞおたのしみに。 二月十九日 木曜日(また冬がきた) 2009.02.01 Sunday
春からの製本教室のお知らせ 4月からの製本教室の予定が決まりました。ベーシッククラスはこれまでと同様、本の基本的な構造を知り、一枚の紙を折ってできること、糸綴じの基本的な製本を教えます。アドバンスクラスも春から始める計画ですのでもう少し待っていてください。
- 2009年度前期 製本ベーシッククラス受付開始 願書をすでにお送り下さってる方はメールにて,ご希望の講座をご指定下さい. 願書ご希望の方は随時受け付けております. ●講師 都筑晶絵 ●授業内容 (全5回) 1. 折りでのCDケースづくり 2. 蛇腹の折りでの本づくり 3. パンフレットバインディング (冊子の製本) 4. 少し難しい糊を用いない糸綴じの製本 5. 上記のテクニックからひとつを選んで, フリーに各自の冊子づくり (習得技術の見きわめ) 以上,すべてワークショップ(作業中心) ●申し込み手順 0. メールで願書請求を行います. 住所+氏名をお知らせください. まもなく郵便で願書が届きます. 1. 願書をご記入の上,返送してください. 先着順に決定.確認のメールが届きます. 2. 指定通り授業料をお振込みください. 入金確認のメールが届きます. 3. メールの案内に従って, 白金の教室に授業日にいらしてください. ★1=願書締切りはございません.定員になり次第締め切らせていただきます. ★2=下記日程通り6講座開講します.(各講座定員4名) 昼間部A,B,C=毎週土曜日14:00-17:30 夜間部I,J,K=毎週月曜日18:00-21:30 3時間の立ち仕事となります. 30分の休憩でお茶をしたり,製本のお話など気軽にできます. ★3=受講資格は問いません. ★4=TS_gでは個人情報完全保護のため,コンピューター上で一切のデータのやりとりや書き込みをいたしません.使用するのは必要最小限のメールのみです.ご了承ください. ●授業日程(昼間部) 講座A 1. 授業(4/18) 2. 授業(4/25) 3. 授業(5/9) 4. 授業(5/16) 5. 授業(5/23) 講座B 1. 授業(5/30) 2. 授業(6/6) 3. 授業(6/13) 4. 授業(6/20) 5. 授業(6/27) 講座C 1. 授業(7/11) 2. 授業(7/18) 3. 授業(7/25) 4. 授業(8/1) 5. 授業(8/8) 9〜12月=講座D,E,F 2010年1〜3月=講座G,H ●授業日程(夜間部) 講座I 1. 授業(4/20) 2. 授業(4/27) 3. 授業(5/11) 4. 授業(5/18) 5. 授業(5/25) 講座J 1. 授業(6/1) 2. 授業(6/8) 3. 授業(6/15) 4. 授業(6/22) 5. 授業(6/29) 講座K 1. 授業(7/13) 2. 授業(7/20) 3. 授業(7/27) 4. 授業(8/3) 5. 授業(8/10) 9〜12月=講座L,M,N 2010年1〜3月=講座O,P 願書請求/お問い合わせ(事務局のメアドが変わりました) darkroom@htypo.net http://htypo.net/school/ 3月のクラスにも少し空きがあるようですのでこちらもよろしくお願いします。 講座J(夜間部) 1. 授業(3/2) 2. 授業(3/9) 3. 授業(3/16) 4. 授業(3/23) 5. 授業(3/30) - 久しぶりの抜けるような青空、風に揺れるカーテンに光の斑点がきらきらしてとてもきれい。ベランダににぶら下げてるコケモモからはあたらしい芽が出ていました。水をあげるとぐびぐび飲んでくれているようで思わず声を掛けてしまう。またあの小さな白い花を咲かせてくれるのかなと春が待ち遠しくなります。 クリスマスよりやや遅れてうちにやってきた 牛くん(だよね?)です。 毎夜湯たんぽと一緒に枕の横にいます。 朝になるとときどきベッドの下にごろんと 転がっているのでまた戻してあげます。 二月一日 日曜日(声が聴きたくなった) |
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