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TS_g

「ただならぬ雰囲気のひとが来たと思ったよ」

 教室のすぐ近くにできたお店で働くJ子からのメール、誰かと思いきやその本人からもメールがすぐに来ましたよ。サンドイッチ(本人はおべんとうと言ったらしいです)を作ってくれませんか?と開店数時間前のお店に入って来たのをJ子が接客し店主のmちゃんを呼んで詳しいことを聞いて納得、8月のTS_g夏の恒例行事のパーティの軽食を頼みたいとのことでした。よくよく話してみるとなんだか聞いたことのある場所で、名前を聞いてもしかしてとJ子も気づいたようでした。

 製本教室の最初の授業では、製本と出合ってからこれまでのこと、そして教室を始めるきっかけとなった小泉さんとのことを話してから授業を始めます。製本教室の生徒さんは応募までを小泉さんを通じてするのですが、なかなかお会いできる機会がないのでみなさんどんな方なのかと想像を膨らませているようです。

 小泉さんの教室を知るきっかけになったのはまだスイスにいた頃のこと、アスコナを訪ねてくれたおーじが旅行から帰った後、スイスでのこと、それからそこで製本を勉強しているひとがいると話をしてくれたのでした。まさかその半年後にその場所で製本を教えることになるなんてちょこっとの考えもなしに会いに行ったのが最初です。大学で長く教えていたこと、でも自分の教えたいことが十分にできなかったこと、そしてそれを実現させたいとこの場所で教室を始めたこと。小さな工場として使われていたこの場所は、真っ白い壁にところどころ剥き出しの梁、手前には大きなガラスのテーブルが置かれ、奥には古い機械や道具、活字が並びます。文字と印刷と紙、そして製本は切り離せない関係にあり、お互いスイスで学んだことをベースにしています。工芸製本ではなく、内容から生まれる製本を教えたいとカリキュラムを考えました。まずは素材としての紙を知ることから、糸を用いた製本まで、家に帰ってもすぐに活用できる製本を教えています。



ts_g


教室までの道のりはちょっとややこしくって迷う方も
多いのですが、細い路地を行き交う人々の話し声が聞こえ、
近所の子どもにどこからともなく「おかえり!」と声を
掛け合うとてもあたたかな雰囲気です。



 教室からのお知らせです。7月のクラスにまだ空きがあります。アドヴァンスクラスも続いていますよ!どうぞよろしくです。



●講師
都筑晶絵

●授業内容 (全5回)
1. 折りでのCDケースづくり
2. 蛇腹の折りでの本づくり
3. パンフレットバインディング (冊子の製本)
4. 少し難しい糊を用いない糸綴じの製本
5. 上記のテクニックからひとつを選んで,
 フリーに各自の冊子づくり (習得技術の見きわめ)

以上,すべてワークショップ(作業中心)

●申し込み手順
0. メールで願書請求を行います.
 住所+氏名をお知らせください.
 まもなく郵便で願書が届きます.
1. 願書をご記入の上,返送してください.
 先着順に決定.確認のメールが届きます.
2. 指定通り授業料をお振込みください.
 入金確認のメールが届きます.
3. メールの案内に従って,
 白金の教室に授業日にいらしてください.


★=受講資格は問いません.

★=TS_gでは個人情報完全保護のため,コンピューター上で一切のデータのやりとりや書き込みをいたしません.使用するのは必要最小限のメールのみです.ご了承ください.

昼間部=毎週土曜日14:00-17:30
夜間部=毎週月曜日18:00-21:30
 3時間の立ち仕事となります.
 30分の休憩でお茶をしたり,製本のお話など気軽にできます.



●授業日程(昼間部)

講座C
1. 授業(7/11)
2. 授業(7/18)
3. 授業(7/25)
4. 授業(8/1)
5. 授業(8/8)

●授業日程(夜間部)

講座K
1. 授業(7/13)
2. 授業(7/20)
3. 授業(7/27)
4. 授業(8/3)
5. 授業(8/10)

9〜12月=講座L,M,N
2010年1〜3月=講座O,P


●振替授業の制度があります.
●授業料=35,000円
 タイプショップgクーポン券使用可
 別途教材費=3,000円

願書請求/お問い合わせ
darkroom@htypo.net




 先週は母校の大学でのワークショップをまた今年もお誘いいただき行ってきました。昨年教えた生徒にも再会することができ、去年の授業の後個人的にヘラを買ってくれた生徒もいると聞きました。先生冥利に尽きるとはこのことでしょう。きのうもとてもたのしい授業になりました。ありがとう!



六月十四日 日曜日(チーズケーキとプリンだ、よ)

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